沖縄出身の三浦大知さんが天皇陛下御在位三十年記念式典で天皇陛下が作詞、皇后陛下が
作曲された「歌声の響」という曲を披露することが決まりました!
素晴らしいですね!
では「歌声の響」とはどんな曲なのか、作られた経緯と一緒に
見ていきましょう。
「歌声の響」はどんな歌?
作詞:天皇陛下、作曲:皇后陛下
作詞の経緯
1975年7月天皇陛下が皇太子だった時に両陛下が沖縄を初訪問した時の
思いを詠まれたものです。
現在の国立療養所「沖縄愛楽園」にあたる、沖縄県名護市の国立ハンセン病療養所
「愛楽園」を訪れた際、在園者から両陛下の帰り際に沖縄の船出歌「だんじょかれよし」の合唱が
湧き起こりました。
その時のことを陛下が「琉歌」という形式で詠まれて愛楽園の「でいご琉歌会」に
贈られました。
歌声の響の歌詞の内容
1番の意訳 : だんじょかれよし歌声の響きと、それを歌って見送ってくれた人々の笑顔が今も懐かしく心に残っている。
2番の意訳 : だんじょかれよしの歌が湧き上がった、あのユウナの咲く島が今も懐かしく心に残っている。(CDブックより)
この歌を療養所では沖縄民謡に乗せて歌っていたそうですが、曲を付けてほしいと
いう声があり、それを耳にされた天皇陛下が、皇后さまに作曲をお勧めになりました。
CDブックで発売
2015年11月にCDブックとして発売されています。

監修:宮内庁
歌:鮫島有美子
当時作曲の経験が無かった皇后様ですが作曲を勧められた陛下の気持ちをくみ、
作曲に取り組まれました。
出来上がった曲に作曲家の故山本直純さんが伴奏や前奏などを付け、楽譜にまとめました。
山本さんがその際、これに「2番の歌詞があれば」と考え陛下がそれに応じて
2番目の歌詞ができました。
最初から2番まであったわけでは無かったのです!
曲作りの経験が無いのでよくわかりませんが、1曲ができるまで色々な
ストーリーがあるんですね。
しかも初めて沖縄に訪問した時は3年前に沖縄が本土に返還されたばかりで
天皇の戦争責任を問う声も多く、皇室に対する強い反感がありました。
実際にこの訪問で陛下がひめゆりの塔で献花した際、火炎瓶を投げつけられるという
事件が起きました。
怖いですね。。引用元:Twitter
しかし陛下は始めから覚悟の上だったようです。
訪問前に、琉球文学の第一人者である外間守善(ほかま しゅぜん、沖縄出身)さんに
「何が起こるかわかりませんから、ぜひ用心して下さい」と心配されましたが
陛下は「何が起きても受けます」とおっしゃたそうです。
こういった背景を知った上で「歌声の響」を聞くと歌を深く感じられそうですね。
三浦大知さんでリリースされる?
現在は鮫島有美子さんが歌っているCDブックの販売しかありませんが
式典の反響がよければ三浦大知さんが歌う「歌声の響」がリリースされるかも
しれませんね!
式典はいつどこで?
気になる式典ですが
2019年2月24 東京・国立劇場にて行われます。
なぜこの日に決まったかと言うと
平成31年1月7日に御在位30年を迎えられ、同年4月30日に御退位されることを踏まえ、平成31年2月24日(日)とする。
1月と4月の間をとって2月24日となったようですね。
開始と終了時間は?
午後2時(天皇皇后両陛下御臨席)に始まり、おおむね午後3時(天皇 皇后両陛下御退席)に終わる。(予定)
午後2時から始まり午後3時に終わる予定。
意外と早く終わるんだなという印象を受けます。
参列者は?
残念ながら一般人の参加は難しいです!
難しいという理由は民間人で参列できるのは
勲章受章者、文化功労者、スポーツ等の各分野で顕著な業績を挙げた人等
だからです。
オリンピック選手や何らかの功績がある人ですね。
なので私を含め多くの市民はテレビで見ることになります。
まとめ
2019年4月30日に御退位される前の貴重な式典を見ることになりますね。
三浦大知さんの歌はもちろん、式典も素晴らしいものでありますように。
最後まで読んでただきありがとうございます。